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『あっという間に季節は通りすぎ。。』
リコピンさんが久々に
ブログ記事を更新してくれました。
夫が丹念に世話をしてくれている
花園の花たちが、冬を越したあと
彼の愛に応えて美しく咲いてくれている……
彼が想いを寄せて
日常の世話を積み重ねた賜物です。
リコピンさんの記事、温かくて大好きなんです🌷✨
私が一番のファンなので、
もっとブログ記事 書いてほしいと言ってるんですよ(*´▽`*)
庭の草木や花たちの写真も、それを見守る優しさも、彼そのものだから。。
ことあも庭の草花が大好きです。
お花の写真をたくさん載せています🌷🌼
さて、今日は、素敵な出逢いについて綴りたいと思います。(あ)
折しも今日は「アースデイ」。
だからアップしようと想ったわけではないのですが、
ぴったりな話題だなぁと、書きながら気づきました!
4月7日(土) 心友が誘ってくれて、
神奈川県・戸塚の善了寺さんで開催していました
画家・臣華(みか)さんの回顧展に行ってきました。
💠臣華 回顧展 on Strikingly
http://mika-10th.strikingly.com/
会期はすでに終えているのですが、
画家・臣華(みか)さんが光になられて10年の記念に…
ご家族が開催された回顧展でした。
「誰もちゃんと花を見ない。
ちいさなものだから。そして時間がないのね。
でも花を見るには時間がかかるのよ。
友だちづき合いに時間がかかるように、ね。
-ジョージア・オキーフ」
ご案内のサイトで↑上の
ジョージア・オキーフの言葉に電流が走ったようになりました。
まず、このメッセージが、
ちょうどリコピンさんとの会話で出てきたテーマでもあり、
花をじっくり観ることがなかなかできなかった私も、
青梅に来てようやく、花たちに波長が合うようになってきたなぁ、
と感じていたところだったこと。
それと、ジョージア・オキーフさんは、
ライター時代に雑誌の記事で(編集者さんが)取り上げたことがあり、
資料を片っ端から調べたことがありました。
アメリカの20世紀の女性画家であり、
オノ・ヨーコのような雰囲気をもった
ジョージア・オキーフの作風は、
空に雲だけを描いた作品など好きな作品が多くあります。
また、ほかにも“サイン”と感じたこととして、
私の実家は定食屋の前に
電気屋を営んでいたのですが
「臣(おみ)電気」という屋号でした。
父が「お客様には臣下のように仕える気持ちで」と名付けたらしく
「臣」という字に父はこだわっていたので、
「臣華」さんのお名前を、
サインと感じて惹かれたこともありました。
4/7はインナーミューズWSとして設定していたのですが、
これらのキーワード(シンクロ)が重なったので、
「仕事より家族・パートナー」
「仕事より花(華)」、
「今回は臣華さんの個展のほうに行ってくださいね」
という導きと感じて、迷わず臣華さん回顧展へ♪
いざ訪れてみましたら。。。
点と点が結ばれてすべてが繋がっていくような
感動の一日になりました。
(1)画家の臣華さんは、お花をたくさん描かれています。
今回は秋桜を描いた水墨画が1点と、
枯れゆく花を描いた作品が3点。
特に、枯れゆく花を描いた
散りぎわの儚さと美しさ、
繊細なタッチと薄い着色…。
今にも紙の中に溶けてしまいそうなお花たちに、
心をわしづかみにされました。
実家の父も、水墨画と墨彩画を趣味にしていたので
(今は体力的にもう描けないですが)そんな共通点も。
しかも、臣華さんというお名前は、
水墨画のお師匠様から戴いたお名前なのだそうです。
おまけのシンクロ:
私が書道の師匠から戴いた名前は「秀華」なんです^^ゞ
臣華さんは晩年、
音楽からインスピレーションを得て
抽象的な小品をたくさん描かれたそうで、
その作品も数多く展示されていました。
大胆なタッチや繊細な線描、
たくさんの色が重なりあい、
さまざまに見える抽象画。
でも、裏に記された音楽の曲名
(「ボレロ」「戦場のメリークリスマス」など)を見ると、
あぁ、この曲を聴きながらインスピレーションを得たのだなぁと伝わってきます。
美しくて躍動感のある作品ばかりでした。
(2)臣華さんの娘さんで
写真家の「なかくぼ くにこ」さんにもお逢いすることができました。
本当に素敵な女性で、お話も。
「母は本当に素敵な人だったのでね、
私は母が大好きだったの。
母の作品も大好きで、
晩年は、母が音楽からインスピレーションを得て描いているのを、
よく隣で見てました。
晩年は、人の目とか評価とか何ものにもとらわれない
自由な作風になっていったから、
私は晩年の抽象画が特に好きなんですね。
音楽が溢れるままに、
筆に墨をつけて、さささぁ~っと描いたりね、
とーっても素敵だったの。
母は、こうして
個展にたくさんの人が観に来てくださって
褒められるのが大好きだったから、私も嬉しいです」。
お母様の作品やお母様を
「大好き」と素直に語られる
くにこさんご自身も柔らかな笑顔で、
なめらかに話される方で、とっても素敵な御方。
くにこさんも写真家さんで、
写真とエッセイを組み合わせたご本
「ゆるやかに下降線」を出版されていて、個展もなさっています。
初対面なのに大ファンになってしまいました。
今度はくにこさんの個展にぜひ伺いたいです♪
(3)善了寺はJR戸塚駅から徒歩8分くらいにあり、
隣接カフェ「ゆっくり堂」。
国分寺にある「カフェスロー」と似た造りで、
土の壁や佇まいが似ていました。
「造りがカフェスローにすごく似てるんだよね~」と話していて、
目の前に、カフェスローのオーナーさんに似ている方がいるなぁと思いきや、
本当にカフェスローのオーナー 吉岡淳さんご本人でした!
カフェスローは大好きで、
国分寺ではヘビーユーザーだったし、
連続講座の修了式も、何度もカフェスローさんで行っていました。
そんな奇遇がここにも。
(4)さらにお話を聴いていくと、なんと!
臣華さんの長男さん=くにこさんの長兄様が、
カフェスローと善了寺&問思堂(もんしどう=「ゆっくり堂」)も、
すべて設計された建築家さんだったのです!
わらを使った家「ストローベイル・ハウス」など
「スローデザイン」のエコロジカルな建築物を
数多く建築されている 大岩剛一さんです。
*ストローベイル・ハウスとは?
⇒http://www.slowdesign.net/strawbalehouse/index.html
「国分寺に住んでいたとき
カフェスローさんには本当にお世話になりました!」
まさか戸塚のお寺で、
その建築家さんの妹さんと、
カフェスローの吉岡淳さんにお逢いできるとは!
こちらの「聞思堂=ゆっくり堂」さんの壁は、
普通の土を少し時間をおいて発酵させたものを使っているそうです(^^)。
大岩さんは現在 滋賀県にお住まいで、
滋賀県の琵琶湖の近くにも
ストローベイル・ハウスのおうちやカフェなど建ててらっしゃるそうで、
3月に琵琶湖に行ったのもシンクロだし、
今年また行きたいと思っているので
ぜひ訪れてみたい♪と思っています。
(5)さらに、
臣華さんの次男さん=くにこさんのすぐ上のお兄様は、
「スローライフ」を日本で初めて提唱された
文化人類学者さんで環境運動家さん・辻信一さんだというのです!
*辻信一さんの音楽に関する連載記事は、
臣華さんの絵画とのコラボだったそうです。
何年前だったか、玄米菜食をがんばっていた頃、
スローライフのシンポジウムに行ったことがあり、
カフェスローの吉岡淳さんがパネラーさんとしていらしたのですが、
そこには間違いなく辻信一さんもいらしたはず。
ナマケモノという生物に学ぶ
スローライフへの提唱について書かれた文章は
(お名前は認識していなかったものの)
何度も読ませてもらったことがありました。
導かれて青梅に住むことになり、
スローライフを地(じ)でいく暮らしを創造していこうとしている今、
スローライフを提唱されて&実践されている方と
そのご家族とのご縁が、
一周まわってここでつながったことが、
深い意味合いを伝えてくれています。
(6)くにこさんは八ヶ岳に
お兄様が建築されたスローデザインの
藁で出来たアトリエ「藁舎(わらや)」をお持ちで、
いろんなイベントを開催されてらっしゃるそうです。
八ヶ岳つながりで、
滝沢泰平さんともつながってらっしゃることもわかりました。
今回訪れました回顧展で出逢えた
ジョージア・オキーフの言葉を初め、
素晴らしい臣華さんの作風、
素敵すぎるくにこさんと、そのご兄弟、
スローデザイン建築、スローライフ、
八ヶ岳や移住のテーマ…
(1)~(6)までのキーワードが、
これまでの軌跡として点在していたものを、
点と点を結んでくれて
一つの地図を見せてくれているような、
そんな感動と感謝の一日でした。
お誘いとお引き合わせをしてくれた心友と、
なかくぼくにこさん、
そしてご縁繋ぎをしてくださった光の臣華さんに。。。
本当にありがとうございます。
心から感謝の想いでいっぱいです😌🌿💕
☆皆さんも、JR戸塚駅の「善了寺」&「聞思堂=ゆっくり堂」、
国分寺の「カフェスロー」へ行かれてみてください♪
また、なかくぼくにこさんの「ゆるやかに下降線」も
写真とエッセイで綴られている素敵なご本ですので、
ぜひお手に取って見られてくださいね♪
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